1. |
じゅばくとくうた
03:42
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呪縛解く方法 空に
十字の手ひろげた鳥を見たよ
「祈ってるよ きみのため」はdanger
のみこんで「委細承知」もdanger
一歩 足を踏みだして dancin'
遠い昔のぼくが dancin'
dance in the air
まわってるよ
目がまわって倒れ 眠っても
雨が降っても 晴れても
風が吹いても
踊る
呪縛はその笑顔かもしれない
骨となり 骨鍛え 踊り出す
まい上がれ ススキの道
バスは走る
のぼっていく鳥とともに
手をひらいて
踊れ
わたしの声を聴いて
空から 海から
あなたの声を聴かせて
骨の奥から
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2. |
ニライカナイのうた
05:46
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帰る 明日は本島へ
たき火も今日が最後
眠りたくないね
もう少し起きていよう
ねえ ギター弾いて
弾いていないんだよ
もう 2年も3年も
すごくへたなんだよ
だめなんだよ
きみの身体をすりぬけたり
着ることだってできそうだ
アダンの葉っぱをむしりながら
ただ見ていた
眠くなるまで
あれがニライカナイ?
いや、あれは那覇市だよ
細い線のとこ
あれは那覇市だよ
あんなに怖かった海が
あんなに怖かった人が
砂といっしょに揺れている
当たり前に 光ってる
上も下もない
空中みたいなもの
上も下もない
空中みたいだよ
赤い花が咲く前に
船に乗った
苦手だけど写真を撮って
手紙書くよって
別れた
あれがニライカナイ?
いや、あれは那覇市だよ
細い線のとこ
あれは那覇市だよ
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3. |
organ no oto
03:10
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人間ってものは 足どり軽く
ピアノみたいに とんでゆけるの
野菜みたいに 魚みたいに
あなたみたいに わたしみたいに
空をとぶの 3回転半
とっくに消えている
だけどきこえている
夜毎のオルガンの
音に導かれ
舞い踊るのは 過去や未来や
大スターや 物乞いじゃなくて
今日のわたし 今のわたしたち
惜しげもなく はかない音を
つま先立ちで 奏でてる
タイピングの音が
湯気と混じり合って
粒になって踊る
白い壁の中
とっくにおぼえてる
誰にも習わずに
今日のヲルガンの
音に導かれ
とっくに消えている
だけどきこえている
夜毎のヲルガンの
音に導かれ
月に見守られて
影に導かれ
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4. |
ミルとフィルのうた
04:31
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ミルとフィルはおそろいの
赤と青の腕輪
ミルはカセットテープ
フィルは手紙を持つ
ミルは屋根にのぼり
フィルの帰りを待つ
フィルが学校から
帰るのを屋根で待つ
フィルはミルが喋らぬのを
自分のせいのように思う
ミルは再生する機械に出会うまで
白いカセットテープを持つ
引っこみがちな ワッティドー
与えられた カンディドー
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5. |
途方に暮れ JUDEE SILL
05:25
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cover
JUDEE SILLの「Lopin’ alone through the cosmos」と
「Jesus was a cross maker」という曲です。
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6. |
cookie
02:54
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昨夜見たよ ほおばって笑う
小さな手
おさとう
ころんだことも もう忘れて
「もう1こ食べてもいい?」
ぐるり まわってきて
葉っぱの上
踊っている
音も立てず
今に虫たちが歌い出す
見ていてごらん
雨が上がる
ひらけ扉 目を閉じ 耳ふさぐ
おそれないでさわる
なんて名前だろう
この色 かたち
知らなくていいのかも
さあ もう行こうよ
どこへでもいい
屋上でも 地下道でも
どこにいたって聞こえてくる
波の音も
雨の音も
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7. |
サンシャイン海棠
04:30
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なんにもないからと
笑わないでくれよ
言うこと聞かないよ
笑わないでおくれ
空には太陽
窓には海棠
天井裏には望遠鏡
思い立った日 失踪
簡単に帰宅後
ふたを開けるよ
ここから出たいなら
おれを倒していけ
そんなの知らないよ
鍵は開いていたよ
空には太陽
窓には海棠
天井裏には望遠鏡
思い立った日 失踪
簡単に帰宅後
ふたを開けるよ
どこからどこまでが
おれの庭だろうか
銀河系の先は
どこまであるのだろう
空には太陽
窓には海棠
天井裏には望遠鏡
walkin' in the sunshine
walkin' on the rainbow
(そんな英語ある??)
勝手に越えるよ
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8. |
手紙(10月10日の即興)
03:41
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夕べの月は おぼろ月よ
待ってくれないか
待ってくれないだろうか
声が 喉の奥の方で
おがくずに埋もれて
あと少しで出てくるかな
待っててくれないか
手紙を書いたよ
手紙をポストに入れたよ
壁がなくなって
皮膚がなくなって
境界線がなくなれば
って
今ごろ 郵便配達
どのへんだろうねって
貨物列車かな
長距離トラックかな
船かな 飛行機かな
って
最終的には自転車のスピードで
最終的には歩く速度で
きみの町を ゆっくり
ゆっくり かけていくはず
ツバメが飛んで
頭の上を
トンビが鳴いて
橋の上を
電車が走る
名前はレッドウイング
ぼくは 自転車
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9. |
10月12日の NEIL YOUNG
02:34
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cover
Neil Youngの「Journey Through The Past 」という曲です
急に思い出してうたった
ニールヤングを好きだと聞いた友だち
ちゃいなが聴いてくれている気持ちがしました
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10. |
Rusty(10月3日のひとりごと)
05:04
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Rusty 会いたい
結わって
吐いて 放って
吐ききれないで
書いて 止まった
砂 ひろいあげても
こぼれつづけるよ Rusty
おだやかな木の下で
泣いている
なんにも起きないのに
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